2014-06-15 Sun 15:02
|
『進撃の巨人』13巻を読みました。
個人的にはこれまでの巻の中でトップ3に入る読み応えでした。 今まで見えていなかった色々な謎の断片がガンガン明らかになってきたり、情勢が畳み掛けるようにに動き始めた感がします。 巨人vs人間はもちろん読んでいてヒートアップするシーンですが、13巻を通して見られたような、人間同士の勢力の攻防も、表面上静かながら、非常に手に汗握る展開でとても好きです。 そして『進撃の巨人』の巻末にある、あの「嘘予告」も私は大好物なのですが、13巻の「J-POP地獄編」はヤバかった… アレ分かる…何か上手く言えないけど分かる… そんな「あるある感」に大変な あのノリに私もうまくノリたい、そんな一心でざざっと一筆。 ------------------- 『夢は叶うよ』 夢は いつかは叶うよ 辛抱強く しぶとく追い続けていれば いつか、いくつかはね 夢という言葉に 斜(ハス)になってしまわずにいられればね たった一つの あるいはささやかないくつもの夢を 追うことに疲れずにいられればね いつか夢が叶うのが夢だ なんて 馬鹿みたいなこと ずうっと信じていられるならね 歳月とにらめっこし 自分と罵り合って それでもへし折られずにい続けられたなら 芽吹くものはある 何かが いくつかは いつか しかし 必ず |
2014-06-05 Thu 13:13
|
『航行の前夜』
決断は 海が黒いうちにするべきだ 夜気に凍えて 血が動きを鈍くしている間に かもめの騒々しい羽ばたきが 姦しい姑のように 私の黙考を妨げる前に 星は出ているか 青白いあの一つ星は どうか余計なものまで照らしてくれるな ただ過日の無邪気な思い出にだけ 一筋の道をくれれば良い 時に疲れて引き返す私が 波にもまれて迷わぬように 行く先よ暗くあれ 見るべきものしか見えぬよう 目を開けても閉じても どこにも今見えないものは もはや追うべきでないと 私が覚悟するよう 出航 もう誰をも待たない -------------------- 大学時代の習作です。 「詩らしい詩」を書きたいという思いで体裁を整えた記憶がありますが、 少しは詩っぽくなってきているのかな? 以上、「初夏の青い詩~拙作も墓地の賑わい~」キャンペーン、これにて終了となります! また何かキャンペーンと称して、昔の作品をざくざく載せることがあるかもしれませんが、今後は原則として最近作ったもの・リアルタイムで作った作品等を掲載していく予定です。 (あとは、討ち死にしたもの達を…) 見てくださった方、ありがとうございました!(^0^)/ |
2014-05-26 Mon 20:01
|
『無題』
わたしはわたしが大きくなったことをかなしむつもりはないが どうしてわたしはあのころのやわらかいりんかくをなくしてしまったのかと むしょうにかなしくなることがある わたしが大きくなることはさいわいなことにとてもかんたんであったが わたしがあのころのやわらかさをとりもどすことはおそろしくむつかしい わたしはわたしのとがったあごさきをおっかなびっくりなでながら ふれるゆびさきにやさしさのかんじえぬことをなげきながらもあきらめるのである まことにせつないことだ ------------------- 記憶が確かであれば、これも大学時代に書きちらした物です。 キャンペーン①番の詩と見比べてみるとなかなか面白い。 ・「幼さを懐かしむ印象を出したい」とかいう意図を込めて書いたであろうことを考慮しても、文章力が退化しているように見えてならない。 ・子供時代「はよ大人になりたい」⇔成人後:「なんでこうなってしもたん」 ⇒結局どうしたいんや |
2014-05-26 Mon 19:24
|
『無題』
葉が緑色であるとは限らないのと同様に、彼らもまた紫色であるとは限らず、 彼女が茶色であるとは限らず、私も白であるとは限らない どれが当たりか判然とせず、どれかが当たりであるという保証もない中、 僕らはとにかく身の周りのもの全てに光を当てて見たがるのだ、まるで光が無ければ見ることなど出来ないと言うように (当然だ僕らの目はとても不自由だから) だから空色のものに土の匂いをかいだ時、僕らは戸惑いのあまり一歩後退る。 後退ったその足で、昇り終えた階段を踏み外すのだ。 -------------------- 大学在学時に書いた物です。やはりというか大二病の気配がしますね。 この頃、趣味の書き物での一人称は「僕」がマイブームでした。 しかしながら、この詩の中だけでも一人称が安定していない模様… |